2025年、日本は再び世界の注目を集めます。
2025年日本国際博覧会(通称:大阪・関西万博)が、大阪府大阪市此花区の夢洲で開催されます。
この万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2025年4月13日~10月13日の184日間にわたって行われます。
淺川組は大阪・関西万博にて、フィリピンパビリオンの施工をおこなっています。
ここでは、プロジェクトの裏側を複数回にわたって連載記事でお届けします!
淺川組の大阪・関西万博への思い
淺川組は2025年に開催される大阪・関西万博においてフィリピンパビリオンを施工いたします。
当社は1970年開催の大阪万博閉会後、会場活用整備において、プールの施工に携わった経験があります。再び世界的な一大イベントが関西で開催されることが決まった際には、なんとしても参画し、万博の成功に貢献したいと強く思いました。
ご縁があり、今回は西尾レントオール株式会社様と共同でのプロジェクトとなりました。西尾レントオール様は設計サポートや木材を中心とした資材の調達を担当し、淺川組は施工を担当します。
当社には和歌山県の紀州材を使った施工で培ってきた技術があります。
今回のフィリピンパビリオンは木造であり、その技術を活かしながら、地元関西で開催される大きなイベントに貢献できることは大変名誉なことだと思います。全社一丸となって大阪・関西万博を盛り上げていきます。
(池内取締役会長談)
大阪・関西万博 フィリピンパビリオンのコンセプト
WOVEN
大きく飛び出したキャノピー(庇)と、ラタン*工芸をイメージした装飾を施した外観が特徴的なフィリピンパビリオン。
テーマは「Nature, Culture & Community. Woven Together for a Better Future」(自然、文化、共同体:よりよい未来をともに織りなす)です。
「Woven(ウーヴン)」とは織物を意味し、外装にはさまざまな民族の織物が展示されるほか、伝統舞踊を披露するステージなども設けられます。
丁寧に織り上げられた織物を通じて多様性や人とのつながりを表現しています。
*ラタンとは
熱帯雨林地域に生息するヤシ科のツル植物の総称。その茎は繊維が強く、弾力があって曲げる加工がしやすいため、家具やインテリアなどにも広く使われています。
最後に
フィリピンの美しい自然や豊かな文化、人の多様性とつながりに触れることができ、フィリピンを好きになるきっかけとなる。そんなパビリオンを一緒に作り上げています。
次回からは施工にフォーカスしていきます!
第2回は淺川組施工チームの思いをインタビューします。